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+NARU Staff Voice|宮田明由子(あゆ)
2023/07/06
身軽であることを大切に。
―自分を表す言葉があるとしたら、どんなものですか?
「引越し」ですかね。家族が転勤族で、小さい頃から一ヶ所にずっととどまる生活をしていなくて、大人になってからも家は更新をしたことがないんです。正直生きていく場所はどこでも良いなと思っていて、場所を変えることにあまりハードルを感じないという点は、生活環境だけではなくて、生き方全体に言えることだなと思っています。身軽にしておくことを大切にしているかもしれません。
―人からよく言われるギャップみたいなものってありますか?
「パーティ好きでしょ?」とか「リア充だよね」とかよく言われるんですけど全然そんなことなくて(笑)。旅も侘び寂びを感じられる方が好きだし、小さい頃から家でも外でもずっと漫画を読んでいます。私の知識はほぼ漫画でできていると言っても過言ではありません。あと構造物が好きなので高速のジャンクションとか工場地帯を見たりするのが大好きで、根がオタク気質なんだと思います。
固定観念から脱却した大殺界の年。
―ターニングポイントってありますか?
社会人になりたての頃はとにかく自分に自信がなかったんです。おすすめとかを聞かれても「誰々がこう言ってたよ」みたいな感じで、自分の意見を言えなかった。その頃は周りと同じ方が良くて、目立ったタイプでも大人しいタイプでもないところを目指していったら、どんどん自分がなくなっていって。「こういう生き方じゃない方がいいな」と思っていました。「自分は自分でいいや」って思えるようになったのは最初の転職をしてからかもしれないです。
ターニングポイントっていうことで言うと、自分でも「あ、変わったな」と思った瞬間は2つあって。1つは世界一周ひとり旅に行ったこと。幼少期の時からずっと憧れていて、自分で行くと決めて行動したことで、「夢は諦めなければ叶えられるんだ」と自信になったのを覚えてます。
あともう1つは離婚ですね。理由は色々あるけど、自分の価値って何なんだろうとか、人生の正解とは…とか悩んで悩んで、考えて、最後には自分で決めました。そうしたら「難しいこと考えずに生きたいように自分らしく生きよう」と思えるようになりました。もちろん当時はとても落ち込みましたが、数年後にはお互いにとって良い判断だったと笑顔で話せてます。一種、心のデトックスですね(笑)
この2つの出来事で、「こうじゃなきゃいけない」みたいなどこか正解探しをしていた自分の固定観念がなくなったのが、私にとってはとても大きかったですね。社会がどうかってことより自分で判断ができるようになりました。2つがほぼ同時だったのも大きかったかもしれないです。ちなみに後で気付いたら、この時大殺界だったんですよね(笑)。
年上でも年下でもまずは敬語で。
―+NARUで楽しみにしていることってありますか?
知り合いの知り合いが増えていくような感じが今から想像ができて楽しみです。世の中というか、人のつながりを俯瞰して見るのが好きなので、「こことここを繋いだら面白そうだな」とかをよく考えるんです。で、そういう人たちを繋いだ結果、私の知らないところで連絡を取り合っていたりすると、繋がりのきっかけになれたと思えてとても嬉しいです。
けど「人と人のつながりのきっかけになりたい!」みたいなのはちょっとおこがましいかなと思っちゃうので(笑)、気負わずにやって、そういう現象が起きたらいいな、くらいに思っています。
―人とのコミュニケーションで気をつけていることとかありますか?
グイグイいかないことですかね(笑)。年上でも年下でもまずは敬語で話して、割と様子見しちゃうかもしれません。人、物、事、全てにおいて敬意を持つ。というのが私の軸にあって、その作法として敬語を使っています。
あと、ラベリングはしたくないし、しないようにしています。属性に引っ張られずに、自分から見たその人と向き合いたいなと思っていますね。