NARUNARU

イベントレポート|好奇心を同じくする仲間と出会おう Curiograph-キュリオグラフ-「タネフェス」

2025/03/12

NARU

好奇心を“見える化”する実証実験 「キュリオグラフ」

2024年12月〜2025年1月、

日本橋のオープンスペース「+NARU NIHONBASHI(以下+NARU)」では

好奇心を“見える化”する実証実験 「キュリオグラフ」 を実施しました。

「キュリオグラフ」の内容は極めてシンプル。

自分がやってみたいタネを投稿するだけ。

誰かのやってみたいタネを応援するだけ。

すべてのやりとりはLINE上で完結し、

6週間で138個のタネが投稿され、734回の応援が集まりました。

ちなみにルールは2つ。

「やってみたいタネは、何個でも投稿してOK」

「応援したいタネは、1週間に5つ選べる」です。

毎週新しいタネが追加されるため、

今週はどんなものがあるんだろう?と

月曜日のちょっとした楽しみになっていた人も多かったそう。

また、実験期間中は+NARUにモニターを設置していて

投稿や応援の様子をリアルタイムで見ることもできました。

人のやってみたいことって「自分もそう思ってた〜!」と思わず共感するものから

「考えたこともなかったけど面白そう〜!」という新しい視点に出会えるものまで、それは多彩。

一つひとつのタネを、ついついじっくり読んでしまいました。

※全タネ一覧ページ:https://www.notion.so/13bcfaf7916880908995d32f57ea44b9

デジタルからリアルへ。「タネフェス」で広がる好奇心の輪

2月24日(月・祝)には「キュリオグラフ」の集大成ともいえるイベント「タネフェス」 を開催しました。

デジタルで集めた“タネ”が、リアルイベントの“ネタ”になる仕掛けです。

当初の定員は30名としていたものの、

予想を超える反響で申し込みが多くあり、30名→50名→70名へと増席することに!

みなさんの興味関心の高さを感じて、スタッフ一同うれしかったです。

当日は、10個以上の応援を集めた12名の“タネ”のオーナーが登壇。

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・期間限定のチーズ「モン・ドール」の試食会をしたい

・マンガめしをリアルに作ってみたい

・江戸時代の料理をみんなで作って食べる会

・パン作りしながらグルテンの不思議を紐解く会

・日本橋で居心地のいい場所を探す

・三井美術館で宿泊したい、キャンプしたい

・日本橋発祥のモノを巡るツアー

・ふろしきの可能性を伝えるワークショップ

・みんなの本屋さん(個人蔵書を集めて販売)

・ピタゴラスイッチをやりたい(壮大なやつ)

・テルミンなど触ったことない楽器をレンタルして触ってみる

・2025年を最後のダイエットイヤーにする

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アイデアをプレゼンしたり、

参加者とディスカッションを繰り広げたり、

交流が生まれたりするとても賑やかな場となりました(常に誰かが喋り続けていた!)。

デジタルで芽吹いたタネが、リアルな出会いや新たな挑戦へとつながる。

「キュリオグラフ」のそんな可能性を実感した1日だったと思います。

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・13:30 アイスブレイク&オリエンテーション

・13:40 タネを耕すグループトーク×3セット

・14:15 タネオーナーによる1分間プレゼン

・14:30 各タネに付箋貼りまくれ!タネのプラシングタイム

・14:45 はじめの一歩を考える議論&シート記入

・15:20 各グループひとこと発表会

・15:25 まとめ(今後の展望、写真撮影、アンケートなど)

・15:30 懇親会

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つまりは、愛される街をつくりたい

正直、イベントは未知数なところもありました。

だって人のタネなんて、別にどうでもいいかもしれないじゃないですか?

でも実際にフタを開けてみると、まったくそんなことはなくて。

どのタネのオーナーと参加者の組み合わせでも話が尽きず、

「だったらこうしたら?」「こんなこともできるかも!」と話がどんどん広がっていく。

しかも、出てくる意見はポジティブなものばかり。

それぞれのタネのもとに、

次々に応援メッセージ付箋が貼られていくプラシングタイムの様子などは、

なんだか見ていてジーンとするほどでした。

このような実証実験を行なった理由は、

キュリオグラフを通して

「個人発の好奇心を街の力に変えること」を目指しているからです。

「たったひと言のつぶやき」や 「さりげない応援」から、イベントが立ち上がってしまう。

街の魅力や愛着までもが育まれてしまう。

——そんな体験を、もっと増やしていきたい。

今回の取り組みを踏まえて、

キュリオグラフはより本格的な機能開発を進め、実装へと動き出したいと思っています。

タネオーナーのみなさま、お越しいただいたみなさま、改めましてありがとうございました。

また次回、お会いできる機会を楽しみにしています!

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