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+NARU NIHONBASHI
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町1丁目4-12
カネダ日本橋センタービルディング 1F
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+NARU Staff Voice|安藤智博(ちひろ)
2025/03/22
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創造的な社会をみんなで作り上げたい。
―自分を表す言葉があるとしたら、どんなものですか?
企画の仕事をすることが多いので、やっぱり「創造性」とかですかね...。プライベートでも制作の活動をしているので、“新しさ”とか “まだ見ぬ世界”というものに対して、創造性をもって携わっていきたいという思いがありますね。特に大事にしたいワードの1つです。
―人からよく言われる自身の特徴みたいなものってありますか?
色々な地域に行って、その土地の産業や文化に触れることが好きなのですが、そのためか、よく「どこにいるか分からない」と言われます。人から影響を受けやすくて、方言などをいつの間にか真似していたりもします(笑)
それで韓国語も少し喋れるんです。大学卒業した後に、バックパックで韓国に行ったことがあるんですが、現地のクリエイティブのレベルがとても高くて、韓国のデザイン面白いなと思ったんですよね。その後、韓国の留学生とルームシェアをしていたこともあって、少し韓国語も話せるようになりました。
韓国について言うと、友達や家族を大切にする情深い考え方もとても素敵だと思っていて、言語だけではなく思想的な部分でも影響を受けています。
一つの好奇心から繋がっていく連鎖反応が面白い。
―どんなことに好奇心が向くタイプですか?
小学生の頃は、運動が大好きで、本を読むのも好きでした。図書室の読書カードのスタンプを集めることが楽しくて、小説から図鑑まで、色んなジャンルの本を読んでいました。
自分の関心や気になったことがあった時に、そのジャンルの本棚にいけば正解を見つけることができたし、本を手に取ったらまた違う世界の問いを見つけることができて。一つの好奇心から繋がっていく連鎖反応が面白かった思い出があります。
―自分の興味や関心に影響を与えたと思う経験があれば教えてください
僕は福島県出身なので、やはり震災の経験は大きいですね。当時は中学2年生だったんですけど、見たことのない光景を目の当たりにして、今までの価値観を覆すかなり大きなインパクトがありました。
それまで完全だと思っていたインフラや制度の脆弱性を痛感した瞬間でしたね。震災の影響から「人々が都市と創造的に関わりを持って、色々な人と繋がる社会を描きたい」と思うようになり、大学では都市開発をテーマに勉強をしていました。
誰も興味がない実践にこそ価値がある。
―学生の頃と現在では関心の方向性は変わりましたか?
変わりましたね。当時の研究テーマだったインフラ開発や、政策形成といった大きな枠組みの話よりも、地域コミュニティ、家族関係のデザインや一人ひとりの実践や表現など、もっとミクロな範囲でのアーバニズムが自分の関心領域になりました。
去年から、アーバニズムを実践するユニットを仲間と組んで、プロジェクトに応募してみたり、研究所と一緒に何かをやってみたりしています。そんな活動を通して、パブリックアートの持つ可能性や、自分の手で何かを作っていくことの楽しさを感じています。
―どんな点に「楽しさ」を感じるんですか?
「なぜ実践するのか」という人々の心情や気概が活動を通して滲み出てくるのが楽しいというか…。きっとそれは「別にやらなくてもいいし、誰もそれに対して興味がなかったとしても、自分はやるんだ!」っていう信念だと思っています。誰も見つけていない自分だけが発見した、ちょっとした“気づき”みたいなものを花咲かせることで、最初は小さな種から始まったアイディアが創造的なカタチで実現していく過程が楽しいと感じています。
自然体でいられるコミュニケーションを。
―+NARUでやってみたいことはありますか?
この日本橋の土地柄も魅力的だし、+NARUに携わっている人たちも凄く素敵なので、みんなと一緒に何か作るのが楽しみです。僕自身もプログラムを企画しているのですが、企画の作り方や人の巻き込み方を柔軟に出来るので、この場所自体にとても可能性を感じています。
あと、雰囲気作りは重要だと思います。+NARUという場所を軽やかに使える人たちを増やしたいと思っているので、様々な人と話をして、 たくさん仲良くなって、ふらりと遊びに来る人を増やせるようにしていきたいです。
―人とのコミュニケーションでのこだわりがあれば教えてください。
やっぱり、自分自身も心地の良い状態でいたいから「自然体でいること」を心がけています。だからこそ、施設の人や来訪した人という垣根を超えてお互いにボケやツッコミをしたり(笑)、冗談を言える空間や関係性を作っていきたいです。
もちろん、来てくれた人に対して節度を守って関わりたいという気持ちもありますが、「いらっしゃいませ」みたいな堅苦しい感じにはしたくないとも思っています。
この施設がどんな場所になっていくのか、ここに来る方がどんな風にコミュニケーションをとっていくのかは、これから作り上げていくところでもあると思いますが、一人一人とのコミュニケーションを大切にしながら楽しんでいきたいです。まずは+NARUに遊びにきて、どんな場所なのかを沢山の人に体感してみて欲しいです!